[ MOTHER ] ( GAMEBOY ADVANCE / 任天堂 )


 世間が「MOTHER 3」発売に沸く中
 その3をやるべく「MOTHER 1+2」を買ってみました。
 色んな所で流行から半歩遅れていますが、まぁいいとして。

 昔ながらのRPG。なつかしいですねぇ〜
 敵キャラの格好悪さ、奇妙さがなんともいえません。
 地道に進めるも、2人の仲間、女の子が仲間になろうというところで

 ようやくエンカウント率がものすごい事に気づきます。

 3歩歩いては敵に当たる、を4〜5回繰り返した時は
 さすがにキレかかりましたが、それを我慢させる
 世界観のとぼけっぷり、キャラの奇妙さが良いのです。

 個人的に衝撃だったのがフライングマン。

 

 彼らは実在しない魔法の国マジカントのはずれに
 ぽつんと建つ一軒家に5人(羽?)で住んでいます。

 一人に話しかけると唐突にこう言ってきます。

 「ワタシハ フライングマン。
  アナタノ チカラニナルタメニ ウマレテキマシタ。」

 初対面なのに存在が重い!(ガーン)
 そして唐突にピロピロと音が。

 

 有無を言わさずついてきている。(ガガーン)
 えっ!初めて仲間になるのがこんな不可思議な生物…?
 戸惑いながら戦闘。しかし彼のHPは表示されずに
 敵からの攻撃を一手に引き受けはじめます。
 
 「死んじゃう…!フライングマンが死んじゃう…!(ガクガク)」

 しかしHP表示されないという事は回復してやる事もできず。
 なんだろう…これは無償で助けてくれる、という事なのだろうか…
 ピクミンのようで嫌だな…(*)
 マジカント内だけの助っ人なのだろうか…
 ぐるぐる考えている間もフライングマンは無言で後ろからついてきます。
 
  (*スズシロは見返りもなくオリマーを無償で手伝い
    あまつさえ「ぁー!」と小さく叫びながら
    死んでいくピクミンたちの不憫さに耐えられず
    胃が痛くなってプレイを断念したことがあります。)




 初対面にしていきなり全力で尽くしてくれるフライングマンを引きつれ
 どこか奇妙なマジカントを旅するスズシロ。
 どうでもいいですがクィーンマリーのお城の音楽が好きです。

 この国には電話がないため
  (いつもは電話するとパパがセーブしてくれる)
 物真似が得意、という人がパパの物真似でセーブしてくれます。

 「おたがい よくやったよな。
  それじゃあスイッチを OFFにしなさい。わかったね。
  ガチャン ツー ツー ツー 」

 …すごい再現性。
 そんな人にセーブしてもらっている事に不安を覚えつつ
 またしても敵とエンカウント。ホントにエンカウント率高…!
 しかし私のフライングマンが敵からの攻撃を身代わりになって
 引き受けてくれるので痛くも痒くもないさ…
 そう思った矢先。

 「フライングマンは力尽きた。

 Σ 力尽きんのー!?(ガーン)
 いなくなってしまったフライングマンに動揺を隠せないスズシロ。
 これは一緒に暮らしているフライングマンの兄弟たちに
 話を聞きにいかねば…
 ダッシュで戻った部屋には変わらずフライングマンたちが。
 …が、一人足りない。

 「アニハ ウツクシク タオレタト キキマス。
  ハカヲタテテ テアツク トムライマシタ。」

 …表に出ると其処には確かに墓が。

 

 「すずしろの ち と にく
  ゆうかんなる フライングマンせんし ここにねむる」 

 ……Σ いやあああああ!(ガガガーン)
 重い!存在が重いよ!!てか初対面なんだってば!
 動揺しまくる私に、勇敢なる戦士の弟はこう告げます。

 「ツギハ ワタシノ バンデス。

 

 …………………ぎゃああああ!(声にならない)
 思わずパパ(正しくはパパの真似のうまい人)
 電話することなくスイッチをオフにしてしまいました。

 これは子供の頃にやったらトラウマにならないだろうか…
 同じくMOTHERに魅せられている店長に話を聞くと
 幼少時にやった店長はものすごい凹んだそうです。 そら凹むわ。

 …彼らの思い出を胸に旅を続けるスズシロ。
 未だにクリアできておりません。果たしてクリアできるでありましょうか。





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